イノベーションマネジメントシステムの”イノベーション”とは?
皆さん こんにちは、BSIの宮路です。
前回に引き続き、イノベーションマネジメント規格のお話です。今回は、そもそもイノベーションとは何かについて触れていきたいと思います。
みなさんは”イノベーション”と聞くとどのようなイメージを持たれるでしょうか。
日本ではよく”技術革新”と訳されることが多い印象ですが、規格上の定義は”価値を実現する又は再配分する、新しい又は変更された存在物”と定義されています。存在物は、製品やサービス、ビジネスモデル、マーケティング方法など事業活動で考えらえるもの全てに該当するとお考え下さい。
つまり、規格上の定義は、かなり広義な意味となります。
ですので、イノベーション活動はその専門の部署に任せてということではなく、自分事として捉え、個人ではなく組織としてイノベーションに取り組むことで、文化が醸成され、あらゆる課題を解決していくための未来志向の組織となっていくことができるかと思います。
また、イノベーションに関するヒントやアイデアは社内だけでなく、外部からも得ることができます。オープンなコミュニケーションや外部との連携を通じて、新たなアイデアや視点を取り入れることができ、組織全体のイノベーション力を向上させることができるかと思います。
BSIグループジャパンは、ISO 56002審査のリーディングカンパニーです。
宮路 晃弘
自動車セクター規格 IATF 16949、航空宇宙防衛産業セクター規格AS/EN/JIS Q 9100を中心にモビリティ業界の規格を担当。
PAS 2060/ ISO 14068 カーボンニュートラル実証、ISO 27001情報セキュリティマネジメントシステム規格などモビリティに関連する規格サービスの総合提案を行っており、ISO21434 自動車サイバーセキュリティ規格、TISAX®審査サービスの立ち上げなど新規サービス開発も担当